個人所有CDの網羅的読み込み完了

 個人的に所有しているCD―という断り書きはいささかヘンであるけれど―をついにiTunesで320 kbpsのmp3化してハードディスクに収蔵し竟わりぬ。3000曲弱、24 GB余りのiTunesライブラリを脊振周治院のイントラネットのサーバーに移した。物心ついて初めて買ったレコードは、1972年の《Let It Be》であるが、今収蔵しているもので最も始原に近いのはPink Floydの《炎》か、Tangerine Dreamの《Ricochet》ではないかと思われる(ただし、両者とも友達から借りたのでレコードは所有していないはずである)。レコードで聴き込んだけれど、CDを買いそびれた作品も多い。
 無臭のたばこの煙が銀河の中心に流れて行って、その人の晩年に妙なる香りになって戻ってくる、というようなタバコを作る煙草屋さんが、ますむら・ひろし氏のあたごおる世界の中には登場する。その人がどのような人生を送ったかが、晩年に回帰する香りの質に影響するというのである。 人生の黄昏時に、若い頃聴きこんだ音楽に回帰する時、人はその頃の自分と再会するのであろう。と秋でもないのに哲学してしまった。[音楽]

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