LeopardでUSBディスクケースに入れた500 GB HDをフォーマットしてみる

 先週末、PEC-NAVがうまく認識できないようであった500 GBのハードディスクを、USBケースに入れて基幹Let's Noteからうまくパーティションを切りなおしたりフォーマットしたりできなかった。これをLeopard(10.5.1)にぶら下げると、漢字Talk以来の見慣れた「このコンピュータで読み取れないディスクでした。」というアラートが出て、パーティションの切りなおしもフォーマットも自由自在なり。特筆すべきはフォーマット終盤で「Time Machineでバックアップを作成するために使用しますか?」というメッセージが出ることであろう。その下にはTime Machineの簡潔な説明があり、すべてのファイルのバックアップコピーのみならずシステムの状態も保存されるので、以前の状態のMacにもう一度「出会う」ことができる旨書いてある。
 こういう擬人法は、筺体カバー裏面にスタッフのサインが入っていたり、基板に足跡のプリントを残したり、木星の軌道を離脱する寸前までコンピュータの説得を続けたり、というようなメンタリティと実は同じであって、そのことに感情を揺さぶられている自分に、深く感動している。漢字Talk 7の頃のような、ビットマップの質素な身なりからは見違えるばかりの、豹柄のコートをまとってはいても、その精神において全く変わるところがない旧友と再会を果たしたようなものだと喜んでいるのであるから、困ったものである。[Win]

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