HOYA、連結子会社のペンタックスを08年3月31日に吸収合併すると発表

 ひと昔前の「高級コンパクトカメラ」特集の雑誌をお風呂読書していると、出てくるメーカーのほとんどすべてが吸収合併されたりカメラ事業から手を引いたりしていることに気がつくのであるが、これがデジカメビッグバンにともなう業界再編だったのであろう。ということで、ついにペンタックスのブランドネームも終焉を迎えるというニュース。
 銀塩カメラメーカーからデジカメメーカーへと転身して来年のエイプリルフールを無事に迎えられるのはNikonCanon、Fuji、OlympusRicohLeicaということになる。というといかにも茶化しているようであるけれど、デジカメの性能向上もある程度頭打ちで、今は顔検出というようなあまり本質的でもなさそうなところでしのぎを削っているくらいであるのだから、この先需要が先細りしていけば「X社、Y社の吸収合併を発表」というようなガセネタが、冗談ですまなくなりそうであるのが気がかりといえる。
 筆者としては、元野良営業先の行き帰りに質屋さんのショーウィンドウで眺めていたMinolta TC-1 77,700円の小さなチタンボディーがいまだに時々気になって、買ってもとても使えないことをその都度自分に納得させるのに苦労するのであった。[カメラ]

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