カラーフィルムの最後の一枚で、黄菖蒲と筆者を撮ってもらったのはもう40年以上も前のことである。当時、カラー写真は贅澤品であって、現像・引き伸ばしのためには、松山か高松のラボに郵送しなければならなかったのではなかったかと思われる。たまたま婚約者とのデートに撮った余りを、これまた一枚でも無駄にしないというのが美徳であったのだろう。そのサービスサイズのカラー写真は今でも筆者のアルバムに残っている。人生の節目となるような何かの折に、心に残る言葉をぼそりと呟くようにかけてくれた叔父。昨年のお盆にお見舞いに参上したきり、今日の日を迎えてしまったことは慙愧に絶えず。ご冥福をお祈り申し上げる。
新幹線と高速バス時刻表から、本日中に到達するための最終出発時刻を計算。