家族写真の網羅的スキャニングの準備

 昨晩に続いて上の子の部屋のクローゼットの本棚の整理。リフォームによってなくなった床の間の北側の壁にあった本棚の中身が大部分移してあって、それ以外の場所にも分散している写真アルバムの大部分を確保。歴史としては、筆者の高校時代、すなわち32年前あたりの白黒天体写真から始まって、当地に移住した子どもが小さい頃までのものである。とはいえ、飽きっぽい筆者のことであるから、申し訳ないことに子どもの成長を日々どころか、年々歳々追える程度の写真しかない。またプリントされたものに限定しネガ原版は収集のみにとどめる方針であるが、20年前のハネムーンの時のカラー写真が当時の鮮明な色彩を保持しているのは大したものである。じっくり見入ると時を忘れてしまうが、今は網羅的デジタル化を目標に、家のあちこちに散逸していたものを収集し、1か所にまとめる。何の根拠もなく総計4000枚は越えないのではないかと予想していて、一枚当たり2 MBくらいでスキャンして総容量10 GBくらいになるがsefliTunesのネットワークドライブに保存用としてほうり込んでおくほか、別途250 kB以内に調整して1 GBのSDカードに仕込むと、今巷で話題のTranscend デジタルフォトフレーム T.photo 710C クリア TS1GPF710Cにおさめてじじばばにプレゼントするとかいうような使い回しも可能であろうと予想するのである。
 4000枚ならScanSnapでのスキャンは8000秒くらいで終わるであろうから、一気に事に当たればまあ2〜3時間でスキャンは終了するのではないかと思われるわけである。スキャン後のプリントをどう保存するかがひとつの問題で、20年前のポケットアルバムに戻すか、それともカビの問題などを考えて新しいアルバムに入れ直すべきか、検討中である。
 一応決行は次の週末か体育の日あたりとしておいて、それまでに写真のアノテーションをざっとやっておけば、スキャン後の整理も楽々ではないかと期待するところである。筆者の使ったカメラは、1977年9月まではAsahi Pentax SPで、その後Nikon F2で日常の記録もこなし、定職についた1985年くらいにカメラのキタムラ青江店でCanon MC/QDを買ってからはNikon F2は仕事専用となり、1987年頃にRollei 35Tを買い足して、1995年頃に当地のカメラのキタムラ原店でCanon MC/QDを下取りにMinolta CAPIOS 140を買って、その後1999年あたりからロシアカメラが入ったりするが、基本的にカラー写真はもっぱらバカチョンカメラ(←久々に聞いた懐かしい言葉)で撮った日付(デート)入りの写真ということになる。素人っぽい写真といわれればその通りかもしれないが、今となってみればRollei 35Tで撮ったものなど撮影日時の特定はまず不可能なのに、バカチョン素人写真には画像そのものにアノテーション情報が埋め込まれているのである。自分で撮ったものについては、撮影した時の状況がある程度思い出せるが、これもあと十年経たないうちに覚束なくなりそうな今となってみると、日付入り写真のドキュメント性の高さには脱帽せざるをえない。というか、神の与えたもうたきちんとアノテーションする最後のチャンスかもしれないということである。大げさであるけれど。[lifehacks]

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