月曜早朝に録画した岩波映画の「東大寺大仏殿 昭和大修理」は、心打たれるドキュメンタリーであった。別に大ブレイクした映画というわけでもないであろうが、大仏殿の屋根の梁の構造の美しさに、東大寺が焼けるたびに立て直してきた人々の祈りの深さを感じずにはいられない。解体修復作業を克明に追うカメラワークに脱帽する。いまどきの*****Xは、この時代の映像をスクラッチしてトモロヲさんのVJでつないでいるようなものに見えてくる。
筆者が高校生の頃始まって、大阪で大学生をやっていた頃に落慶法要が営まれたようなのであるが、大屋根に覆われた大仏殿を見た記憶がないのは残念なことである。
と言うので、WATARIDORIといい、昭和大修理といい、時代はドキュメンタリー映画だな、と明朝の「ガウディ アフタヌーン」を予約録画しようと思ったら、こちらはヒューマンコメディーだそうで…[映画]