大人の秘密基地(1)まだ寝泊まりするにはいたらず

 脊振周治院の猫の額ほどの庭地は、ふだん洗濯物干しとプロパンガス業者さんのボンベ交換のための通り道になっている。思い立って、テントを買って設置してみた。
 別に買ったグランドシートの上で、2本のポールをつないて伸ばし、内層シートのリボンに通して持ち上げ、さらに外層のシートをかぶせて完成。とてもよくできていて、想像よりもはるかに簡単に一人でテントが張れた。

 二重層の内層の天井には網目生地のところもあるが、外層でシャットアウトされた寒風は直に吹き込むことはない。うららかな陽光が生地を透してさしこむと、ポカポカと暖かく大変快適であった。これなら自転車でどこかの海辺までいって野宿することも、季節を選べばできそうな気がしてきた。
 ただし、日が落ちると地面に接する場所はグランドシートの上にテント内層の薄布とアマゾンから出荷されてきたときのダンボールがのっているだけなので、一気に震え上がるような寒さがやってくるのである。
 そこで、脊振周治院外壁に奇跡のように設置されている防水コンセントから延長したテーブルタップで、まん中の子の温風ヒーターや電熱ベストを使用し、毛布なども持ち込んで暖を取る試験を続行中である。ダンボールを5枚重ねにする等検討項目が残っている。
 また、ONEXPlayerを持ち込んで、仰向けになって論文の対訳プリントを読みながら思いついたことを口述筆記するくらいなら、使用できている。ノートPCでできないわけでもないが…
 というので大人の秘密基地ライフを楽しみながら原稿執筆。

本ブログではamazon associate広告を利用しています。