LiDARで3D/2D計測入門(14)cold LiDAR scanning

 午前中の野暮用をこなして、一旦帰宅して支度を整えテンジンに出る。
 資金調達のためiPhone 12 Proを売却。
 うまくLiDARを使いこなせないのをiPhoneが最新機種でないせいにして14 Proにアップグレードしたわけであるが、まだ苦戦している。ともかく機械のバージョンのせいにはできないところまで背水の陣をひいたわけである。
 そこそこの適価にて売却した後、ロッテリアで腹ごしらえをしてフクオカバンク本店に向かう。ここは黒川紀章が公共スペースとして設計し、かつては彫刻ガーデンとして都市景観賞を受賞した場所であるが、現在では何体かの彫刻を残してCAFE FADIEのオープンカフェになっている。春の訪れとともにテンジンストリートは人出でごったがえしているのであるが、佐藤忠良《ボタン(大)-1969-》の周囲は忘れ去られたように人通りが少なくて見咎められることもなくLiDARingに集中できるに違いない。との予想から、心に期するところあって、LiDARingアウトフィットをカバンに入れてきたのである。早速自撮り棒、クーリングユニット、バッテリを取り出して撮像開始。
 LiDARingを始めると、別に周囲の人のことなど気にならなくなるが、特に注意を引くでもなく作業できていたようである。クーリングユニットの威力は十分に確認できた。ただし高いビルの谷間のような場所であるのでGPS衛星がビルの影に隠れるタイミングにあたる時であろうか、急に50 cmくらい離れたところにずれて撮像されることもあった。また、クーリングユニットを「吸磁」させたiPhoneを自撮り棒に固定するのが不安定になりやすいのは、今後の課題であろうと思われた。
 スキャンごとにDetail modeのProcessに進んでチェックし、3回目で満足の行く結果を確認したので、勝ちを確信しながら帰宅。
 帰宅後Processをやり直すと、心なしかさらにディテールの再現が良くなったような気がする。
 
 

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