昨晩macOS Venturaにアップグレードしたmac miniに、色々とお道具を取り揃えてみている。
今どきのキラーフレーズは「M2(またはM1)ネイティブコード」ということで、そろそろRやTeXなども対応が進んできているようなのである。
今年から、あの申請書を本当に書けなくなったので、年中行事になっていた召喚もとりおこなわなかったが、思い立ってARMネイティブのTeX環境を入れておこうと、お勧めに従ってMacTeXを導入した。
tug.org
なんだかこれまでのTeXLiveと雰囲気が違うように感じた理由の一つが、同梱されていた見慣れないBibdeskのアイコンであった。どうも評判になっている文献管理ソフトらしい。
sourceforge.net
season 3から使い始めたZoteroは、所蔵文献リストをBibTeX形式で出力できる機能に使いでがあった。しかしながら、EvernoteにおさめてあるPDFを同期させるだけの腕前がないまま、持て余してしまった。また、データベースファイルをDropboxに置いて数台で共有すると、どんどんコンフリクトが生じてしまうのが悩みのタネであった。
Bibdeskに、PubMedでの検索結果ファイル(Save citations to file でFormat: PubMed指定したファイル)をdrag&dropしたら、するする登録してくれるほか、新規入力ウィンドウにPDFファイルをdrag&dropしたら書誌情報を引いてくれる場合もある。そうして集めたデータを.bib形式で保存するので、文献の収集を追加したりしながら書き上げた原稿を組版するときに、そのままBibLaTeXで読み出すことができる。最小限の手間で並べ直してもらえるのはありがたい。
一方で、Semantic Schalorから連日メールされてくるおすすめ論文のタイトルを取捨選択して収蔵し、週か月単位で見返してカテゴリ分類を考えたりできると便利なのにと考えてきたが、どうすれば実現できるか、妙案が浮かばなかった。BibdeskでBibTeXファイルに落とし込んだ書誌情報を、iPadのビュワーアプリで読み出してナビゲーションできそうに思われてきた。