M1 Mac miniで自家醸造

 そろそろmacOS Venturaのリリースが近いという噂である。
 筆者は中玉修理後の視力の回復期で、スクリーンのフォント表示サイズを18か24にして、かろうじて誤変換の60%を検出推敲できるようなありさまで、仕事が前に進んでいない。
 そういうなかで、見つけた記事では、macOSのアプリは、Appleストアからダウンロードするものばかりではないということに気づかされた。
lifehacker.com
 自家醸造するアプリのリストを眺めていて、ふと30年近く前にNifty-serveのFBIOフォーラムのフリーソフトのリストを思い出した。
formulae.brew.sh
 その当時にMacintosh Portableで使っていたテキストエディタalphaを思い出して検索してみると、バージョンアップしながら現在にいたっていることが判明して感激した。当時、CD-ROM版の文献検索でダウンロードした「ビッグデータ」を食わせて、スペルチェッカーに『機械学習』させていたことを懐かしく思い出す。今のバージョンを立ち上げてみると普通のテキストエディタのようなウィンドウが開いて、あの頃の特別なテキストエディタの妖力のようなものは感じられないようであり、M1やM2への対応次第ではEOLになりかねないのかもしれない。
sourceforge.net
 そのついでに、30年近く前にconcrete modernフォントを生成した処理系を探しに、CTANに探検に行ってみる。
 当時Knuth先生の開発した(World Wideとは異なる)web文書は、二つの処理系のかけかえによって、生成出力がソフトウェアになったりマニュアル文書になったりするという文芸的プログラミングの魅力に圧倒される形式であった。たしかKnuth先生ご存命中は無理数eの桁数インクリメントするようにアップデートバージョンが作成され、ご逝去とともにバージョンが固定されると聞いた記憶がある。が、いまどきのTeXLiveに標準装備されていると聞いて一驚を喫す。
www.ctan.org

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