尾形喜代治作品を巡る旅(wishlist)

 本日の朝日新聞朝刊の書評欄で読んだ《皆のあらばしり》を、積ん読のために買っておきたいと思いながら、digital.asahi.com
土曜日版be(歴史のダイアグラム)《軍人像か裸婦像か》を読む。
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 駅前広場に戦前設置されていた軍人像が、戦後撤去され、代わりに平和の象徴として裸婦像が設置されていることが歴史的視点でとりあげられ、平和といえば裸婦像に短絡させる結びつきに、日本人は何も変わってないのではないかと疑問を呈する論調となっている。現代のダイバーシティの規範も踏まえての、著者のため息が聞こえてきそうである。
 そこで画像つきで言及されているのが

武蔵小金井駅北口の《世界連邦平和宣言都市宣言》の像(尾形喜代治《平和像》)である。
 筆者が芸術や美術を語るなどおこがましい限りであるが、尾形喜代治作品で検索すると木彫の仏像作品が多く見つかるようである。小金井市民交流センター(旧宮地楽器ホール)入り口青梅市成木市民センター(《憩う》)月山を望む滝の湯ホテル(《歌郷(うたざと)》など数点)の展示も拝見できた。
 あらためて《平和像》を拝見すると、台座には湯川秀樹先生の揮毫があり、世界平和を希求された並々ならぬ覚悟が伝わってくる。
 今の時期、飛行機で当地に向かうのはリスクが大きすぎるが、いつの日か尾形喜代治作品を巡る旅に出かけたい。
 また、あわせて、

千代田区三宅坂小公園の菊池一雄《平和の群像》が「3人の裸婦像」として、

小金井駅北口の北村西望《世界連邦平和像》が、「武蔵小金井駅の像に似ている像」として紹介されている。
 作者や作品そのものについて、あまりご関心がないように思われる点、思い違いかもしれないが少し残念に思った。

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