紀行文を読む

 新型コロナウイルスの影響で北海道ではこの週末の外出を控えるように非常事態宣言が出ており、全国的に出張を控えたり、海外からの旅行客が減って、経済的な損失も大きくなってきている。
 筆者の活動も、週末のチーキのアクティビティの減少に伴って「あがったり」になってきて、泊りがけで撮像旅行に行けそうなくらい休みがとれるようになった。
 とは言うものの、今実際に旅行すると新型ウイルスに曝露されるリスクがある。さらにワークアウトに行こうにも長雨のために足止めを食らってしまう。
 録画しておいたNHKクラシック倶楽部の《波多野睦美メゾソプラノリサイタル》を聴きながら、せめて脳内のバーチャル紀行で旅気分を味わう程度にとどめる。

アルフォンシーナと海

アルフォンシーナと海

フランスの不思議な町

フランスの不思議な町

真夜中の庭――物語にひそむ建築

真夜中の庭――物語にひそむ建築

  • 作者:植田 実
  • 発売日: 2011/06/11
  • メディア: 単行本
後記>《波多野睦美メゾソプラノリサイタル》後半では、ベートーヴェンの《ピアノソナタ月光》に合わせたダンス(辻田暁)が取り入れられていたが、その後拝見した《ライト・スタッフスペシャルエディション》では、ドビュッシーの《月の光》をバックにファンダンスが舞われていて、いずれも「月光」の曲なのを興味深く思った。後者のシーンは、チャック・イェーガーが最高到達高度の記録更新に挑んで墜落するシーンと重ね合わされていて、イカロスの神話が暗喩されているのは間違いあるまい。

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