《南方録》を精読しなければならないところであるが(2)

 ヤフオクでは、常時何客かの曜変天目茶碗が出品されている。
 先日終了したものは1円スタートで101,000円まで競り上がって、筆者などハイエストビッダーになる瞬間もなかった。商品紹介の写真をダウンロードして時々眺めるくらいのことしかできないが、その輝きは素晴らしい。
 窯変とは呼ばれてないが妖しい光をずっとフォローしてきた岩坂直・波斯青茶碗が、こちらも終了1分以下での競り合いを繰り返して5000円近くまで競り上がったところで、急に冷静になって応札をやめてしまった。
 真作らしい河井寛次郎の半筒湯呑作品や扁壺花瓶などは20万円台の落札価格に達したのを観察した。これらはもう文化財であって、個人が所有するというものでもあるまい。
 むしろ筆者は、若い頃に少しだけ知る機会のあった備前焼後楽窯や虫明焼の銘品に好感を抱くようになったが、ビッドを入れられるのは千円スタート品だけである。

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