岩野勇三《なほ》、大桐國光《少女》をめぐる旅

 この日を期して日本のある地域では、無政府状態のようになっていて、不要の外出は控えるようにと言うような勧告も出ているとか聞く。
 「風の歌を聴け」に取り上げられたように、フラワーロードでも随分前の夏の夜に同様なことは起こっていた。何か不穏な動きがあったらすぐに撤退しようと決意して途中下車。シンコウべ駅から距離にして1.1 kmほど先のサンノミヤ方面に歩きだす。
 心配するような騒乱はもちろんなく、120 cmほどの愛らしい彫像を鑑賞できた。
 曇天の光は柔らかいのではあるが、鋳肌のトーンが黒いぶん、表情がはっきり見えない。レフ板でもう少し光を回したほうがよかったが後の祭りである。また、背景に道の向こうの建物や歩道橋が写り込んでしまうのも工夫が必要なところで、もっと絞りを開けて背景を整理できるとよかったかもしれないなどと反省している。
 駅を通り過ぎたところには、桜井祐一《レダ》や佐藤忠良作品など撮像したい作品が山のように設置されているというのに、仮装していない人たちで通りが賑わいすぎていて撮影もできず。
 今度はしっかり泊りがけで来たい。


 後日記(2023-03-23)>この時の訪問の後、歩道が改修されて後ろ側に引きのスペースが設けられたようにお見受けする。泊りがけでLiDAR scanningに出かけたいものである。

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