雨の一日

 先日jittering現象の検証のために購入したES9023 DACカードの出力端子は、RCAピンプラグのみで、筆者のチャンネルフィルターからのミニプラグ付きのケーブルではつなぐことができなかった。
 そこでピンプラグのついたケーブルを調達し、半分に切ってチャンネルフィルターにハンダ付けしようと考えた。この間はスズメッキ線とご対面してがっかりしたので、昔Sonyから出ていた無酸素銅線のものを探すが、いまどきは廃番になってしまってamazon.co.jpでは見つけることができない。やむを得ず先週月曜に早めに退社して、近隣の超餓鬼ストアでさがりのRCAピンプラグのついたオーディオ接続コードを見つけて買ってきた。買った後でパッケージに「高純度OFC(筆者注:oxygen-free cupper)線使用」と書いてあることに気がついた。一旦見つかると、amazon.co.jpでも扱いがあることがわかった。このあたり、ANTEXの半田ゴテなど、なかなかamazon.co.jpには探しづらい品物がある。
 手に入ったケーブルを必要以上に長くならないように切断してチャンネルフィルターの入力端子にはんだ付けして、準備は万端である。ES9023 DACカードをセットしたRaspberry Pi 3基板ごと取り替える。
 Raspberry Pi 3は、購入直後にVolumio2.201を書き込んだブートSDXCカードを入れて動作チェックしたままで、立ち上がるのは立ち上がるものの、DACカードの設定がなかなか反映されない。shutdownの際に設定を書き戻す前に電源を落としてしまっていたのか、DACカードのソフトウェアの音量コントロールを有効化しようとするのが反映されず、100%の出力音量のままスピーカーから爆音が再生されることが予想された。
 やむを得ず、アンプのボリュームを下げて、一旦ウーファーとツイーターの音量バランスをくずして動作チェックを行った。
 その後、volumio 2を最新版に上げ、ソフトウェア音量コントロールも有効化した。音質面から言うと無効化しておいたほうがよいらしい(ソフトウェアボリュームで絞らないほうが量子化ノイズが出ないということであろうか?)。ただし、その分Lepy-2024Sのボリュームを絞ることになり、それにともなって分解能が下がるのを実感する。DAC出力まではフルボリュームにしておいて、チャンネルフィルターにスケルトン抵抗を追加してアナログ信号で絞り、アンプにはフルボリュームに近いところで最適な音量になるような入力レベルに合わせておくのが、最も分解能の高い聴き方になりそうである。
 というので、ES9023 DACカードのファーストインプレッションはやや硬い再生音のように感じるということであるが、これはツイーターのバランスが悪い設定で鳴っているというだけのことであるかもしれない。もちろん、jittering現象以前の問題と思われる。

 

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