volumio 2.201その後(2)

 mp3のミュージックライブラリを、手持ちの32 GB USBフラッシュディスクに入るだけ入れてみる。30 GB分のファイルのコピーくらい数分で終わりそうなものであるが、USB 2では1時間余りを要する。たとえRaspberry Pi本体はUSB 2仕様でも、フラッシュディスクはUSB 3があらまほしと痛感する。
 volumioに読み込ませて、携帯端末からhttpアクセスしてネットワーク経由でダウンロードできるジャケット写真でアルバムを選び、選んだ曲をキューに追加して聴く。こういうお皿のかけ替えは、レコードの時代にもCDの時代にもなかなか自動でとはいかなかったから、これは新たなテクノロジーの勝利である。特にCEOのような主婦でも自分のiPadをインタフェースにして気軽にいい音で音楽を聴けるのがよい。
 さて、32 GBのフラッシュディスクの音楽ライブラリには227アーティスト、317アルバムの2691曲、演奏時間238時間35分27秒分が登録された。CDジュエルボックス換算で棚3スパンと半分ほど分の(厚みを1 cmとして)CDライブラリが収まったことになる。317枚のディスクチェンジャーで2691曲を連続再生したら10日もつというのに、その中で今聴きたい曲が思いうかぶわけでもない。
 今聴きたい曲を聴くには、当たりのwebradioを見つけておいて、いい曲がストリーミングされてくるのを待つのに限る。
 そして筆者はピラルイのことを思い出さずにはいられない。古今のすべての言葉が風でストリーミングされるのを体験して、その後蔵書の一切を処分してしまったことになっているが、筆者もリッピングしたCD(や自炊した本)を処分してしまうのだろうか。今のところ何年も探したCDには思い入れもあり、リッピング済みであるとは言ってもなかなか手放しがたく感じるのだが…。

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