プロジェクト管理ソフトウェアを試してみる

 いくつかのプロジェクトを平行して進めていると、単なるリマインダリやtodoリストで解決できる「戦術」よりもう少しメタなレベルの「戦略」を可視化して、最適化を図れないかと考えるようになった。
 そのきっかけは、昨年使ったDaigoのプロジェクトダイアリー(今年は記載がないがトライストラムス☓コクヨLIFEHACK PLANNER 2016)で見開き一か月分のページに(今にして思うと)Ganttチャートを作ったことだった。戦略を一つ一つの戦術に分解して、大きな流れの部分として可視化できるのは計画的にことを進めるのに大変楽で、悦に入っていたが、これは実にGanttチャートの再発明ということであった。さらにそれをふだん使っているGoogle calendarでどの端末からも一覧できれば、筆者にとってはさらにすばらしく便利になると思われた。
 そこで、いろいろな評判を参考に、Ganttplannerを試用中である。Google calendarのaddonではないかというくらい一体化していて、ひとつのマイカレンダーのデータを、ひとつのプロジェクト用の複数のjobのガントチャートとして展開できる。この部分が、個々の仕事のアノテーションになっていて、一つのプロジェクトの中の仕事の進捗も一覧しやすくなっているわけである。一方、データそのものはGoogle calendarに保存されて同期の必要もなく、日々のtodoについては、現状のままGoogle calendarのアラートまかせでよい。MBAについては、このデータを自動的にカレンダーアプリが表示することになる。
 このように手書きのGanttチャートとGoogle calendarとを統合できるのには大きな意味があるが、30日間の無料トライアルの後は最低でも月$19.00、年間約24,000円かかることとなる。出費はかなり値が張るようにも思われる。他の定評のある有料ソフトでも、このお値段よりも安く買えるものもある。ただし、単に手書きGanttチャートをソフトウェアに移すだけでは、同期すべき二つのカレンダーを統合できずにsyncに辛苦してしまうことに変わりがない。スケジュールを管理してくれる人を雇うよりは安いと考えられるほど重宝するかどうか、もう少し見きわめたい。

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