出張


 たかが2泊3日の出張なのに、出発間際まで、どういうかばんで行くか、決めることができなかった。何も考えずに手当たり次第に放り込んで蓋を閉めればオッケーという、旅の友であるゼロスーターを実家に置いたままなので、この不具合あり。
 昨晩はThe North Face Base Camp Duffleをカートに載せていくか、切り詰めてゼロハリバートンのアタッシェに詰め込むべきか考えながら風呂にも入らずに寝てしまった。
 今朝は6時過ぎに目を覚まし、朝風呂に入りながら考えるがやはり結論が出ない。しかし換えの下着、愛好者三号、ならびにチャージャー類などを集めてみるとゼロハリバートンのE4アタッシェケースに入る分量であったので、3-wayバッグとアタッシェに振り分けて出発。
 出発ロビーではかなり大きなキャリーを持ち込みにしてゴロゴロしている人が目につく。が、貨物室の扉が閉じられてからというのなら仕方ないとしても、ターンテーブルに出てくるのを待つのが鬱陶しいくらいの理由なのだったら、これはマナー違反ではないだろうか。とアタッシェケースさえ貨物室に預けてしまった筆者は思うのだった。
 ANA248便は、おそらく生まれてはじめてのB787である。これまで注意深く他の機種にしか搭乗しないように用心してきたのだったが、そろそろ大丈夫のようである。
 春霞がかかってはいたものの、鳥栖上空で東に転針して杷木赤谷や宝珠山村を俯瞰しながら、大分に抜けてあの弓なりの島は何かと思ったら姫島であった。四国アルプスの北側を通過して(12A席から石鎚山山頂を見ること能わず)紀伊半島を横断し、伊豆大島から羽田にアプローチするまで、飛行経路の全行程で地上の様子を観察。
 バゲッジクレームでアタッシュケースを受け取った後は、東京モノレールと山手線を乗り継いで東京駅に出る。

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