Google My Tracks


 オープンソースGPSラッキングandroidアプリとしては、出色のできである。一昨晩aquosphoneで試してみたら、トラッキングを器用にこなしたのに驚いた。GPSの位置精度の上限は30 mとされているが、曲がり角ごとに南、西、南、西と曲がって行くルールで走行した経路もGoogle map上にまずまず正確にマッピングされている。その前にiPadのトレイルアプリで試した時には、どの道を通ったかなど、とてもわからないkmクラスの誤差のある折れ線に絶句した。その落胆たるや、やぢをニュースに記載する気力も失せてしまうほどであった。My Tracksでもところどころコースが道路から逸脱したところもあるが、実用上10 m内外の精度で測位できそうである。
しかも、評判によれば(機種の違うケータイでは)一日記録を続けてもバッテリが十分に持つという。ケータイのバッテリ切れは、(ニトログリセリン持参し忘れに次いで)道中最悪の事態なので、GPSトラッカーに別電源で給電することにはそれなりの存在意義があると考えてきたが、精度とバッテリの持ちが両立するなら、あえて高価なGPSトラッカーを購入する必然性はなくなったと考えてよいのではあるまいか。
 その一方、Bluetooth心拍モニタのデータも統合して記録できるという点に大変関心を持っているのである。現在対応可能なセンサとしてリストアップされているZephyr HxM Bluetoothの心拍数モニターあるいはPolar WearLink + transmitter with Bluetoothのいずれも、並行輸入品として購入可能ではある。しかし、モノによってはBluToothでない独自型式で自社リスト端末にデータをアップリンクするものもあるようで、Bluetoothを使うものを確実に選ばなければならない。しかも、ユーザーレビューを拝見するとandroidあるいはBluetoothのバージョンによっては使えないとの記述が見られる点、商品説明にはやや不足の点があるように見受けられる。Android 2.3.3、Bluetoothは3に届かないんじゃないの?のaquosphone006SHでほんとに使えるのか、真剣に検討しているところだ。
 Google driveにエクスポートされたkmzデータは、いくつかのソフトウェアで利用可能らしい。4年近く前の記事ではあるが、「アウトドア好きのための『My Tracks』活用講座」によれば、EveryTrailやルートラボなどのような旅日記自動作成系、SportTracksのようなワークアウト消費カロリー自動計算系などがあるようで大変興味深い。目下iOSバイスへは、Google Earthにエクスポートするしかなさそうなのが、唯一の欠点であろうか。

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