DS-DT305でSDRを試す


 これは1000円ちょっとで買えるPC用ワンセグチューナーを「超高性能受信機」として使うの記載に従った作業の個人的メモである。
 amazon.co.jpで1,350円のDS-DT305WHは、すでに手元にある。筆者にもUSBコネクタが外れてしまった苦い経験があるため、ノートPCには直に挿すのではなく、ありあわせのUSB延長ケーブルを介してつなぐことにする。
 libwdiのページからzadig_v2.0.1.160.7zをダウンロードし、7-zipで解凍して、zadig.exeを実行。
 DS-DT305をUSB端子に挿すとWidows 7がドライバのインストールを始めるのでこれをキャンセルし、zadigからWinUSB (v6.1.7600.16385)をインストール。
 一度デバイスを取り出して、再度挿し、コントロールパネル▶システム▶デバイスマネージャーでUniversal System Bus devicesの下にRTL2832Uがぶら下がっていることを確認。
 RTL-SDRのページから pre-built Windows version RelWithDebInfo.zipをダウンロード。7-zipで解凍する。
 SDR#のダウンロードのページからSDR# Dev (Continuous Integration, Last Changed Rev: 1165 )およびSDR# RTLSDR Plugin (Continuous Integration, Last Changed Rev: 1165 )をダウンロード。それぞれ7-zipで解凍。
 SDR# nightlyを解凍したフォルダに、RelWithDebInfo.zip解凍フォルダ中のx32\rtlsdr.dllをコピーし、SDR# RTLSDR Plugin解凍フォルダ中のSDRSharp.RTLSDR.dll, msvcr100.dll, libusb-1.0.dll, libusb0.dllおよびconfig\SDRSharp.exe.configをコピー。
 付属ロッドアンテナを伸ばしたDS-DT305をUSB端子に挿した状態で、SDR# nightlyフォルダのSDRSharp.exeを起動。入力のプルダウンメニューにRTL-SDR / USBが出てこなくて焦ったが、上記のファイルのコピーをやり直して試験稼働にこぎつける。
 30 cmに満たないロッドアンテナでも、福岡タワーから送信されているFM局は雑音レベルから+30 dB程度の入感。FM福岡受信時の画面が冒頭のスクリーンショットである。Radiko.jpで聴けばいいじゃないのと言われればそれまでであるし、中波のAM放送は(受信可能帯域ではないので)聴くことができない。しかし、空港の出発ロビーでノートPCにドングルをつけるだけというお手軽さで航空無線が聴けるというのは、何かワクワクする。

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