1000円ちょっとで作るSoftware Defined Radio

 USBワンセグチューナーというのは、USBフラッシュにアンテナがついたような目立たない見かけのもので、PCに挿すとワンセグTVを視聴できるというものである。われわれ勤め人にとっては、公私の区別もつかんアダルトチルドレンが勤務時間中にスポーツの中継に興じるときにでも使われるもの、というネガティブイメージが強い。今やケータイスマホで用が足りるのかもしれないが…
 ところが、その印象は1000円ちょっとで買えるPC用ワンセグチューナーを「超高性能受信機」として使うを拝見して払拭されてしまった。受信用のLSIチップの受信可能な帯域は実にワンセグ放送どころかほとんどの「受信趣味」の帯域をカバーしているから、チップをうまくコントロールできるドライバを用意すれば、いつも使っているPCが14万円はするPerseusの機能を持つことになるというものだ。それで、なうなうさんの使ったUSBワンセグチューナーゾックスDS-DT305WHは、今でも現行品なので、これ幸いとひとつ確保。おすすめリストでSDRとしての遊び方に関しての本が出版されていることを知った。それどころか、今月のトラ技はディジタル時代のMyRadio特集であるというのに、のけぞってしまった。
 なお、なうなうさんのブログには、焼けて茶色になったプラスチックを美白にする方法など、なかなか興味深い記事が多い。ほとんど21世紀版の《アマチュア科学者》と言ってもよいのではないかと感心。
 

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