先々週の終わりに、CEOが三度移調した楽譜を作らむとして、コピーした楽譜の音符をホワイトペンで塗りつぶして（三度上に音符を移して）いるのを見かね、「（そんなことするくらいなら）五線譜の上の1本を消して、下に一本書き加えたらいんじゃないの」と言ってみたのであった。音程は等間隔ではないので、必ずしもそれでうまくいくわけではない（に違いない）のだが、この発言はCEOによってご楽友に伝えられ、「さすが理系の発想は違う」と絶賛された由。
いや、理系の真骨頂はそうではあるまい。以前LaTeXのパッケージを使ってMIDIの楽譜を浄書できた記憶があるが、今ほんものの楽譜から出発して、三度移調した楽譜がレーザープリンターから出力されるまでを、最小限のコストでしのぐにはどうすればよいのであろう。
finaleは、安くはないが既存の楽譜をスキャンして入力でき、データをiPadで表示したり、再生したりできるFinale Notepadへと展開している。
とは言うものの、アカデミック版でもかなり高価なソフトウェアであることは、言を待たず。フリーのソフトウェアでPDFから取り込めるようなものがあるのかどうか。こちらから探ってみたい。
