津奈木町へ

 白川沿いの道を下ってJR熊本駅へ向かう。駅前の広場で豆御殿号を畳んで輪行バッグに収める。約10分を要す。八代まで720円の切符を購入して改札を抜け、すぐ右手の1番ホームからの発車であることを確かめ、冷房の効いた待合室でしばしの休息。
 5分前にホームに移動すると、ちょうど入線してきた11時24分発八代行き普通電車に乗車。車内はそれほど混み合ってなかったので、入口付近に輪行バッグを立てかけておいて着席。八代で跨線橋を越えて1番ホームに移動、肥薩おれんじ鉄道に乗り換え。あらたに津奈木駅までの切符を購入。1100円。
 1両のかわいらしい電車の後部ドア付近に輪行袋をじゃまにならようにおいて窓から沿線の風景を見る。なぜか沿線には墓地が目立つ。都会で暮らすご子孫の帰省墓参りの便を図るというわけでもあるまいが、駅の構内に立っているのではないかというところも少なからず。また、広い墓苑の一角がクリスチャン用と見えて十字架が立っているのなどを眺める。そのうちに汽車は八代海沿いに走り、半島を横切ったりしながら津奈木駅に到着。ワンマン車両なので、車両先頭に移動して、運転手さんに切符を渡して降車。降りたみなさんは跨線橋をのぼって反対ホームの駅舎から出て行っておられる。しかし、そろそろ輪行バッグの重さに辟易しはじめていて、どうせ1時間に1便しか通らないのであるからと、ホームで豆御殿号を組み立ててホームからの小径を伝って外に出る。 なお、心配になったのが路銀の不足である。しかし、町内にファミマ芦北津奈木店があって、無事キャッシュを手にし、生命維持に必要な飲料水の確保もできた。

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