Andy Hertzfeld先生とBill Atkinson先生

 筆者がMac IIを使い始めたのは1988年1月中旬であったと記憶する。40 MBの「広大な」ハードディスク内蔵モデルに13インチくらいのトリニトロンディスプレイがついて135万円であった。
 システムは漢字Talk 4か5であったと思われる。HyperCardという卓越したソフトウェアが、システムに付属していた。カード型データベースとしても使えたし、ビットマップの画像を貼り付けてパラパラ漫画を作ることもでき、さらにスクリプト言語(HyperTalk)でちょっとしたプログラミングもできた。ただし、進化の過程で環境の変化(インターネット火山の噴火とかマルチメディアファイルのビットの洪水)に適応できなかったのでもあるまいが、Mac OS XDarwinカーネルのもとでは絶滅してしまった。多くのクローンソフトも不振であることを考えると、ひとつの文明が滅んでしまったような感慨あり。
 その作者が、Google+開発で活躍されたと聞いて色めき立ったのであったが、それはAndy Hertzfeld先生とBill Atkinson先生(HyperCard開発者)とを取り違えてしまったのであった。いずれもMacintosh創生以来華々しく活躍した天才である。[Google]

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