此機宇宙翔百億里

 はやぶさが帰ってくる。筆者が内之浦を訪問したときにはちょうど往路の地球スイングバイの時であった。数々のトラブルを乗り越え、この6月13日23時頃に地球をかすめるように精密に誘導され、大気圏で燃え尽きるものと推測されている。その直前に切り離されたカプセル(小惑星イトカワのサンプルを採取していることが期待されている)はオーストラリアのウーメラ盆地付近に着陸する予定である。
 さて、東大宇宙研の流れをくむ宇宙科学本部の人工衛星/探査機打ち上げにあたっては仕様書(性能計算書)の表紙にお酒のラベルのパロディーでデザインされるという伝統があるという。はやぶさ打ち上げ時の性能計算書の表紙のバージョンアップ版が、Twitpicsに投稿された。2003年5月9日の打上げ以来の「総飛行距離は延々60億km」というから、まさに「宇宙翔十五億里」というわけである。[はやぶさリンク]

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