ZumoDriveにEvernoteデータベースファイルをアップロードしてみる

 2010年版のシリーズは、クラウドストレージ上の、すなわち成層圏での文献整理を試みたい。
 昨年の文献整理シリーズでは試行錯誤の末、文献整理にEvernoteを導入した。その次第は昨年の記事をお読みいただくとして、アップグレードしたEvernoteには月最大500 MBのデータをアップロードできるのであるが、現在のところ筆者の基幹ThinkPad T61では、ローカルファイル(ツール:オプションで確認できるがデフォルトで)C:\Users\a11i\AppData\Local\Evernote\Evernote\databaseに、データベースファイルとそれのサムネイルファイルがペアになって登録ユーザー名義分存在している。この中にはEvernoteのサーバーにアップロードされ常にsyncされているオンラインのnotebookと、その機械だけのローカルなnotebookが混在している。それらを合算すると約7 GBである。
 先月の〆日に慌てたのは、このローカルなnotebookが、Windows 7アップグレードにともなってアクセスできなくなっていたことが原因であった。いくつかのPCで作業を進めるにあたっては、ひとつのPC上でしか見ることのできないローカルなnotebookにはあまり値打ちがないのだが、過去にスキャンして原本を廃棄してしまった書類のPDFファイルをアップロード予備軍として蓄えてあるのである。
 このローカルなnotebookの位置づけを考えなおすところから、今年の文献整理を始めたい。すなわち、充分な容量のクラウドストレージを借りてそこにデータベースディレクトリを敷設する。そうすると、複数のPCから共用のデータベースファイルを参照できるようになる(ファイルアクセスの排他的な処理は今のところ無視してしまう)。そうすると、ローカルなnotebookのPC間での共用が可能になる。もし月間クォータを越えても、手持ちの全ファイルをすべてのPCのEvernoteから参照できることに気がついた。ただし、Evernoteの起動時に、あるいは文献の追加時にネットワークに負担のかからない範囲でうまくクラウドストレージのデータベースファイルをダウンロードできるのかという点については実験が必要である。
 クラウドストレージの選定については、SkyDrive(25 GB)とZumoDriveのアップグレード(10 GB with $2.89/month)とを比較した。SkyDriveは、SDexplorerのもとで普通のドライブとして使えるが、50 MB以上のファイルをアップロードするにはSDexplorer proにアップグレードする必要がある(シングルユーザーライセンスで$13.75)。また、容量が25 GBを突破したら、それ以上増量する方策は今の時点では不透明である(そこまで行かない可能性もあるが)。
 一方でZumoDriveの方は、無料で2 GB、段階的に100 GBまで増量することが可能である。一応10 GBプランにアップグレードして性能チェックしてみることにした。
 で、基幹ThinkPad T61上で、Z:ドライブとして見えているZumoDriveにデータベースファイルをコピーしたら、サーバーにゆるゆるとアップロードされるのを待つ必要がある。設定でアップロードダウンロードそれぞれの使用バンド幅を決められるのであるが、無線LANから100Base-Tにつなぎかえてどんなにおしりを叩いても、0.1 MB/s以上は流れないようにリミッタがついていると見える。0.5 GBのアップロードに約90分かかっていて、これで7 GBアップロード終了まで1日かかる見込みである。
 Evernoteを起動したときの、データベースファイルの読み込みにはやはり同じだけの時間を要するのであろうか。差分だけやり取りして、あるいはローカルキャッシュを利用して、もう少しライトに起動できるのであろうか。このあたりの検討が可能になるのは約20時間後である。[文献整理]

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