Canon new FD 400 mm F4.5

 先日購入したAi-s Nikkor EDのカウンターパートをカメラの*タムラネットショップで発見。Nikonと同じ焦点距離であるが、見た感じはFD 300 mm F4Lをそのまま1.3倍にブローアップした感じで、前玉の異様なでかさはない。そのため、質量わずか1.5 kgと2.9 kgの半分である。お値段も3万円台と、あまり悲壮な決意で在庫処分に走らずにすんだ価格域であった。これがF3.5とF4.5の、F4±0.5の違いというわけである。このあたりのマニュアルレンズになると、お値段はガラスの目方でキロあたり何円というつけ方に近いかもしれない。もちろん、ブランドとかカリスマ性とか稀少価値とかがプラスされるのではあろうが。
 色収差補正という点で、非LレンズであるFD 400 mm F4.5の切れ味がどのくらいの実力なのかは、貧乏人の筆者には興味あるところであるが、買ってまで試す余裕はない。筆者のAi-s Nikkor 400 mm F3.5ファーストライトの印象は、FD 300 mm F4Lでフォーカスを合わせた時よりも一枚ベールをはぎとったようなシャープさに、目が驚くような感じがあった。これは、AF Ai Nikkor 180 mm F2.8 [ED]を安価で購入して、上野公園でファーストライトした時に、そのあまりのヌケのよさに驚愕した鮮烈なEDレンズ体験をまざまざと思い起こさせるものであった。[もっと光を]

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