時価1億円の使いみち―OSが使えわないメモリをRAMディスクにする

 ThinkPad T61はメモリを4 GBに増設していて、コントロールパネル:システムに見る限り限界まで使えるものと信じてきた。しかし、32 bit OSに関しては、そうは問屋が卸さないということなのである。半信半疑、Windows タスクマネージャで見てみると(というか今までも見ていたはずであるが)物理メモリの合計は3061 MBと計上されており、約1 GBはOSのアドレッシングの及ばない領域なのである。最近はメモリもお安く買えるので、たかが1 GBくらいどうということもないかもしれないが、筆者はMac IIに2 MBメモリを増設するのに夏のボーナスのほとんどをつぎ込んだ経験があって、当時の単価で換算すると実に約1億円分のメモリ空間が無駄になっていることが気になりだすと夜も眠れない。
 それで、Gavotte Ramdisk まとめWIKIを参考にさせていただいて、959 MBのRAMディスクを作った。インストールすると、次回からは起動後に自動的に作成されたドライブがエクスプローラに登場する。
 ただしこれを何に使うかに関しては、実はno ideaなのである。以前Macでは、いったんハードディスクから立ち上げRAMディスクにシステムをコピーして、次にRAMディスクを起動ディスクにして再立ち上げして、結構高速に動作するシステムを作って使ったりしていたが、いまどきのOSは959 MBにはおさまらない。シャットダウンすれば蒸発する運命にあることを逆に活用するなら/tempフォルダとかブラウザのキャッシュのフォルダを置くのが無難なところかもしれないなと、考え中である。
 FirefoxのキャッシュフォルダをRAMDISKに設定する方法を参考に、キャッシュをRAMディスクに設定してみた。初回は時間がかかる模様であるが、スリープさせたり起こしたりで使う分には高速キャッシングのメリットが利いてくれるであろう。一応キャッシュサイズは巨大な配列データのダウンロードに備えて上限500 MBとしておく。[Win]

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