理想のセカンドノートPC (2) ほどよいセカンドノートPCの具備すべき条件

 昨日宵の口にエクササイズのために自転車で走るうちに小雨が降り出して、決心のつかないまま一回りして帰ってきたら本降りになった。台湾に大被害をもたらした元台風7号熱帯低気圧の影響である。侮るべからずで正解であったようである。
 帰ってきて風呂に入っているうち、ふとMacbook airdynabook CX/45とが同じサイズ(13.3インチ)のワイド液晶を搭載しているということに気がついた。というので、もう一度筺体のサイズを調べてみると幅×奥行きは31.4〜32.5 cm×22.7〜22.9 cmでほとんど一致する。もちろん高さと重量は約1.5倍(1.94 cm:3.5 cm;1.36 kg:2.1 kg)であるが、実勢価格約半分のdynabook CXを、Macbook airをz軸方向にブローアップし、都合でWindowsしか走らないが、がしがし改造できるプロトタイプと見なすことも可能であるということである。すなわち、250 GB SSDに換装できるちょっと厚めのMacbook airとして、dynabook CXの存在が俄然光輝いてくる。
 そこで、夕方から荒江から小田部にかけて*ィッシングワールド、カメラの*タムラ、*プライドと歴訪する中で、知らないふりをして展示品のCX/45を仔細に検するに、液晶パネルが息を呑むほど柔構造なのである。自転車の前かごに放りこんで敷地外オフィスに到着する前に空中分解しているのではないかと心配になるほどである。キーボードのタッチは軽く浅すぎるようにも感じられた。店員さんにそのことを告げるとお隣のVersaPro XPモデルを勧められるのであるが、こちらも申し合わせたように巨神兵なみの柔構造であるのがどうにも気になって仕方がない。
 ThinkPad X301も13.3インチ族のノートPCである。その価格は15万円ほどであるからMacbook Airに匹敵する。そのうちリファビッシュ品が出てくるのを期待したい。それくらいなら、割と軽めで耐久性のあるThinkPad T40にSSDを載せればよいではないかと思いつき、T40にはSATAハードディスクが載せられないことに気がついた。折角USキーボードに換装したというのに、もったいない話である。ハードウェアの規格の進化(この場合にはパラレルATAからSATAへ)は、もはや馬の鞍ののせ換えすら許さないのか。と嘆きつつ、T40とT61を並べてみると、キーボードの外形はそっくり一緒であるので、ひょっとするとT61にUSキーボードを積み替えることも可能ではないかと思われたりもする。しかし実際のところこのクラスのThinkPadのキーボードのタッチはおそらく「BMWクラス」なのであろうし、JPキーボードならではの2段ぶち抜きのEnterキーは充分指になじんでいて、特に換装の必然性はないことは言うまでもなし。
 と書いていて気がついて、Appleのサイトで10万円をわずかに切る適価のリファビッシュ13インチMacbookを見つけた。ポリカーボネート筺体であるので、これはまたMac OS Xの走るdynabook CXであるのかもしれない。
 それで、お盆の時期だからでもあるまいが、悟りを開いたのは、できるだけ安価な13.3インチ族を使い倒し、いざとなればわざと華奢に作ってある本体をクラッシュさせてでもハードディスク(の中身)を守った方が、頑丈で高価なノートPCやMacbook Proを神棚にお祀りしておくのよりも仕事がはかどるに違いないということだ。「計算機はデータの乗り物にすぎない」というのは、「データなければタダの箱」の言いなおしであり「生体は遺伝子の乗り物」であるという利己的な遺伝子説の再発明にすぎない。盆休み明けにdynabook CXの在庫が払底していたらMacbookを調達するという方針で進むことにする。[no-spindleNotePC]

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