文献整理2009 season 3 (8) Evernoteを使う その4

 無料アカウントを作ったが、アップロードのリミットを越えているアカウントでも、シンクさせないローカルのnotebookはいくらでも作ることは可能である。notebookを新規作成するときに、シンクするかしない(ローカル)かを選択する(後で変えることはできないと警告される)。そこで、2年前の夏にワンシーズンかけてスキャンしたのを、容量制限(25 MB超)にひっかかるものは除いて放り込んでみる。Scansnap organizerの再発明である。が、本家よりも表示スピードが速く、まったくもたもたしないのがよい。2428本のPDFファイルを読み込んだnoteをエクスポートすると3.99 GBになった。
 それでさらにいくつかの分類用のローカルなnotebookを作って、テーマ別に集めておいて一括してタグを打ったりすると、これはちょうどGmailにおけるメール分類と全く同じ手法である。
 オンラインの論文PDFファイルとコピー論文をスキャンしたPDFファイルを統一して扱えるということは、生涯に目を通した論文をひとつのハードディスクの中に蓄えることができる(かもしれない)という予感に満ちていた。それがさらにメールの扱いに「大統一」され、分類せずにタグ付けと検索で管理しましょうというGmailの思想がついに文献整理の大統一理論になろうとしているのである。[Win]

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