夜もう一度野暮用で天神に出ることになって、newFD 50 mm F1.4をつけたG1で助手席から撮ってみる。35 mmフィルムに換算すれば100 mm F1.4相当の超明るいレンズであるが、星像試験の結果開放絞りでは星像がシャープではなく、F2まで絞った方が点に写るので100 mm F2レンズとして使用する――CCDで銀塩フィルムのようなハレーションが生じるのかどうかわからないけれど、光量が1/4になってハレーションが減少するというようなことなのであろうか。あるいはもともとフォーカス調整が微妙に狂ってしまっていて、F2まで絞り込んではじめて無限遠の光点が被写界深度に入るのであろうか――。一番きれいな描写は開放から2段くらい絞り込んだ時に得られるという経験則には一致するので、暗い所ではF2固定で使っているわけである。LCDモニタで見た星の色が、肉眼で見たよりも、また実際の撮像イメージよりも数段くっきりしているのもうれしいようなくやしいような。
G1は自動露出の出た目で撮ってもやみくもに明るくしようとしないあたり、好感度が高い。大体1/30〜1/60くらいのスピードで撮像できて(ISO 1600)、ホワイトバランスは意識的に太陽光のままにしておいても色の再現も自然な感じである。[もっと光を]