野良ロケ

宵の桜
 昼すぎに装備を整えて出発しようとするとポツポツ雨が降り出し、尻尾を巻いて家に入るとCEOが何で戻ってきたかと言う。「少々の雨でも行くと決めたら行きなさい」と語気も粗く、何が何でも外出させ(て、FOXチャンネルを楽しみ)たい模様で、「休日に家でゴロゴロして怒られている」オヤジ役をやらせられるわけである。しばし天候調査ののち、小降りになったところで出発。
 その後ぐんぐん天候は回復し、桜の見納めに絶好の昼下がりとなる。室見川をさかのぼり、カワセミを探索、その後里山に登っておりて室見川河畔公園へ。
 本日の成果としては、これまで何気なく通り過ぎていた日向川から室見川への流れ込み付近に、新たなモチーフを発見したことがあげられる。何のことはない、桜の花びらが流れに漂うのをスローシャッターで撮るだけのことであるが、流れの緩急がブレの量として記録されるのが興味深く、夢中で3 GBほど連写。ただし、シャッタスピードを長くするために絞り込むので、川底に投棄された建設資材や水面を漂う食用油の薄膜(おそらく上流の花見の宴後、川に投棄されたものであろう)や洗剤の泡など、写ってほしくないものにいくらでもフォーカスが合ってしまう。この現実から目をそらしてはいかんということか。

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