最近は「聞かせて検索」のような、波形とか音量分析で曲を検索する技術も実用化されているようなのであるが、似たムードの曲という点ではamazon.co.jpの「このCDを買った人はこんなCDも買っています」以上のものがいまだにないのであろうか（これはこれでたとえばアマチュアフォトグラフィーならばFlickrでできているようなフォークソミーによる分類であるとも思われるが）。AudioRadarの４つの評価尺度（緩急, リズム主体／メロディー主体, calm/turbulent and rough/clean）では、たとえば歌詞から受けるムードなどは評価できまいと思われる。
MGPの方は、フォークソノミー的なアプローチで音楽の分類を網羅的にやって、ムードの似たものをクラスタ化するプロジェクトというふうに読み取れるのであるが、30人の分析家を雇って分類しているというところが泣ける。[PodCasting]
