eXactMapper Lite

 指定したbase URL以下をかぎまわって「サイトマップ」を自動生成するソフト。
 もともと、バーナーズ‐リー博士がWWWを発明した動機は、CERN加速器を用いた高エネルギー物理の実験結果を関連付けて整理する目的であったと聞く。筆者は、結果のファイルを実験日ごとにディレクトリを掘って格納したり、それぞれのファイル間での関連性を細かく書き込んでいくような作業はすぐに飽きてしまう(のがわかっている)ので、同じディレクトリに一切合財を放り込んで、見る時に関連性や意味合いが明確になるように(index.htmlの方で)工夫する方が好みである。WWWはこういうものぐさな人間にも救済の手をさしのべてくれる、ありがたい仕組みである。
 つまり、論理的なサイトマップは、ファイルの格納の階層性とは独立に定義されているわけで、いかに壮麗なツリー表示でサイトマップを作ろうとも、そこには限界がある。
 もしもあなたが、伝統あるwebサイトのメインテナンスを押し付けられ、「『サイトマップがないとどこにどういう情報が格納されているかわからない』とあちこちから文句が出ているのでサイトマップを取り付けてほしい」と申し送りされたような場合、このソフトは結構役に立つのではないだろうか。もちろん、サイトマップを作って掲載するためにではなくて、バータリー様式に伸びた枝を刈り込んで別の枝に接木したりして、サイトマップがなくても簡単に知りたい情報にたどり着けるよう、index.htmlをリニューアルするために。[Win]

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