謙虚というべきなのか、よくわからん。

 Canon Demi EE17をフィーチャーしたCMに上原多香子さんを起用したのは、さる信販系クレジットの会社で、今でこそ好感度の高いイメージ広告が当たり前のように受け入れられているけれど、その当時には「落ちぶれたものだ」というような見方もあったようである。その後上原さんは、結局ライバル企業に引き抜かれたのであるが、その頃Canonは「世界のナカタ」を前面に押し出しながら、プリンターには、矢田亜希子さんやハセキョーさんを起用している。その路線は、あまり根拠はないが、まあなんとなくおやじ好みなのでは推量され(EOS一眼デジタルのモデルさんの傾向からもそれとなく偲ばれるのであるが)、上原さんではほんの少しだけズレているのかもしれない…。と思っていたら、このたびこの方とパートナーシップを締結したというわけだ。同プレスリリースには、「人気と実力を兼ね備えたマリア・シャラポワを通じて、企業イメージの向上を図るとともに」とある。戦後の復興を経て成長してきた大企業が、17歳の小娘の人気と実力にほんとにあやかろうとしているのかといえば、やはり違うのであろうが、それだけ、企業の製品が品質でもデザインでもなくて、イメージで差別化を図らなければならないということなのであろうか?[カメラ]

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