SD-マルチカメラ

 Ayuが宣伝しているソリッドステートなビデオである。手のひらにすっぽり入るサイズといい、テープ走行系の潤滑油の匂いのしないイメージといい、運動会録画用ビデオカメラのイメージを払拭する革命的なビデオカメラである。かなり売れて品薄のようにも聞くが、さる方面のご好意で使うことができるようになった。
 ひょっとすると時代錯誤なのかもしれぬが、Sonyのデジタルハンディカムで撮った動画は、後でPCに読み込んでソフトウェア的にMPEG形式に圧縮するのに苦労したが、こちらはあらかじめハードウェアでMPEG4化されているぶん、扱いが容易である。CMではあまり強調されていないと思うが、Windows PCにUSBハードディスクドライブとして認識させると、録画したMPEG4ファイルをドラッグ&ドロップ操作でコピーできる、という仕様はまさにツボを心得た「クセモノ」なり。USBケーブルがV@mp Muzと共用というのもうれしい。
 具体的には最高画質であるスーパーファインモード(おそらく800x600ステレオ)で「紺碧の艦隊」1話分(45〜50分)が280 MB見当になりそうであるが、今や300 MBなど、CD-R半分の容量でしかない。これからは、デジカメで写真を撮るようなフィーリングで、SD-マルチカメラで8 mm映画が撮れる時代なのであろう。
 マウンテンバイクでの走行風景を録画中、雪道で不覚にもスリップ転倒、幸いおしりに青あざを作ることなくカメラを守りきった筆者であるけれど、これは使える。

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