ダイアモンド寿ビリーコンサートロケ

 下の子の看病をまん中の子にまかせ、CEOは司会兼客演者として、筆者はカメラマンとして参加。新調したスーツにかれこれ20年近く使ったことのない蝶ネクタイを装着。演奏家よりもエラそうな格好でやや浮いてしまうが、。
 まあこういう場合にかなり真剣に取り組んでいますというメッセージを発信しようとするとこういうことになるわけである。
 部屋の最後部に、天井に貼りつくようにビデオカメラをセットし、脚立の上で約1時間半立ちっぱなしでカメラを回す。ただし、コネクタがうまく見つからず、国産の雲台を使用したので動きがスムーズではない。ここは今後検討の余地あり。
 終了後、客演者のハイアマチュアのバイオリニストさんが、Q響のバイオリンのお師匠さんとともに当家所蔵のボウと楽器をとっかえひっかえして弾きくらべをしておられるのを見学。やり取りされるバイオリンのボウが1931年製の350万円、楽器の方はこれまたなんとかいう名のあるイタリアの職人さん1971年製作のストラディバリウスの次にランクされるようなので、お値段は聞くも恐ろしやである。経済規模としては中古カメラ趣味の比ではないのだが、ちょこっとパッセージを弾いて響きが良いとかすっきり系であるとかまろやかな味であると言っているのは例の「空写」に近い感覚である。
 2階リビングルームに移動して呑めや喰えやのパーティーになる。ここから音速にして100ミリ秒足らずのところで、闘病していたとは信じがたいのであるが、それが人生というものであろう。
 宴たけなわにいたって、クライアントのご主人の所望にて50インチ液晶ビエラで録画したコンサートをプレイバック。今までハイビジョングレードで観たことはなかったので、最大望遠(140 mm)で演奏者がバストショットになるのだが、その状態で譜面が読めるのに吃驚。まさにバイオリンの銘も解読できそうなほどの解像力である。クライアントさん用のハイビジョンブルーレイディスクは、後日焼きに来ることにした。
 

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