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 攻撃の対象にならずにツッコミをもらうには
  アメリカでのweb日記システム流行に対するHotWiredの論評についてのたださんの感想を読んで。
 ツッコミが入って楽しそうだから、とtDiaryを始めても、そうそう見ず知らずの人からツッコミが入るわけではないし、入れられると逆にちょっとビビる。例え、本日のリンク元のカウントがどんどん上がっていっても、そのリンクをたどって読みにきてくださっているanonymousな読者の目というものをどうにも想像できない。極私的なものを公開し、誰でも読める状態にしながら誰が読むかは想像できないというのがweb日記の面白さであり、怖いところでもあると思う。実際のところ、つい最近までこの「いまどきのやぢをニュース」を、5人の読者しか想定せずに書いていたのにくらべると、アンテナに捕捉されてからは、文体も変わってしまっているなということにようやく気がついた今日この頃。「ですます」体でなくなったのは、無意識にせよ、肩肘張ってしまっている証拠なのか?最近肩こりがひどい。
  HotWiredの論評に登場するデイブ・ワイナー氏は、企業内ワークグループでのグループウェアとして、ウェブログの方が電子メールよりもメリットがあるという意見であるが、この場合のウェブログの訳語は、少なくともweb業務日誌であって、web日記はあてはまらないだろう。目的のはっきりしている業務日誌では、確かに文書のバージョン管理はメールでやりとりするよりも容易であると思われる(本サイトでは、tDiaryのそういう使い方についても実験させていただいています)。
  話をweb日記に戻すと、本来の日記は他人様の目には触れないことを前提に書くものなのだし、つきつめると、web日記で自分の何を世界に向かって表現するかという目的が問題になってくるだろう。アクセス数を集めて有名に、とか、ツッコミが入ると楽しいという動機でweb日記を始めれば、ハウツー的にはネタで勝負したり、実世界とは異なった人格を演じることになるかもしれない。それがまた、思ったほどうまくいかなかったりすれば、無理している分、醒めてしまうのも早いかもしれない。
  ということで、たださんはツッコミをとりやすい「ボケ」のかまし方の重要さを強調なさるのだけど、tDiary 1.3.4では、ここにつっこんでね、というところがハイライト表示されるプラグインが追加されていたりして。
  私見では、ツッコミとはちょっと違って「そのネタはおもしろいからもうちょっと続けてみたら?」とかいう「編集者」の目で見た意見が取りこめれれば(それが他人からの意見ならば、もう日記とは呼べないのかもしれないが)、ブラッシュアップの助けになるのではないかと思う。そのためには、ツッコミだけでなく、ホメ殺し(という呼び名のコメント)も入れられるとよいかもしれない。ほめられて気を悪くする人は少ないだろうし、入れる側としてもツッコミよりは心理的障壁を乗り越えやすいというくらいの意味でしかないが。
 日記文学の歴史の長いお箸の国では、日常が淡々と綴られた「日記」だって、かまわんとは思うんですけどね。と考えてしまう背景には、カメラジャーナル連載の「佃日記」に正統派日記文学のスタイルで綴られている田中チョートク師の日常が、なかなか毎号楽しみになっていることがあるに違いない。本日買ってきた最新号を読みながら入眠。
 

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

  ただただし [Forbiddenですが > http://www.seflish-gene.org:8080/~yadiwonew..]
 
  やぢを http://www.seflish-gene.org:8080/~yadiwonews/tdiary/ でしたm(..
 

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