天下のMicrosoft社でさえ減収の世の中になりました。これだけOSを牛耳っていながら、どうしてなんでしょう？と言いながら、スクリプトを無効にしていても無理やり実行されてしまうセキュリティホールがIE6に見つかっているらしく、「身を守る最善策はIEを使わないこと」とまで言われていますね。減収のしわ寄せで穴ふさぎが遅れたりしないようお願いしたいところです。
さて、Kondara MNU/Linux 2.1 (Asumi) RC1がリリースされました。
例のクラスタ計算機プロジェクトでベースになるOSです。とうとうインストールCDが2枚では足りなくなって、3枚組みになっています。FTPしてインストールCDを焼くのに一日かかりそうです。とは言うものの、この間Cold Spring Harbor LaboratoryのSNPデータベースサーバーをミラーするためのデータ約1 Gbyteを一風呂浴びている間にダウンロードできたように記憶してます（←大嘘であることが判明しました）。JCOMの頃はCD1枚(640 MByte)に4時間かかっておりましたから、Y!BBのご利益（CD１枚２時間に短縮しました）と言えますが、またまた会社のラインがかなり細く見えてしまうようになりましたね。
ハードウェアは、Compaqのコンパクトなデスクトップ(Celeron 400)で、長らく九州デジコムさんに売約品として陳列されていたものですが、昨晩搬入しました。すでにKondara 2.0 (Mary)では動作確認ずみで、Asumiが入ればあとは問題なく並列計算用のライブラリを入れることができると思われます。
昨晩引取りに行った時松尾氏＠九デジが「倉庫が4ついっぱいいっぱい。点検清掃に手が回らない」とぼやくんですね。仕入れの量が昨年比1000％なのだそうです。
と言っている間に、SNP解析装置の搬入が始まりました。わけあって、制御用PCは九デジオリジナルのWin2000プレインストールずみPen4 1.7 GHzマシンです。これがまた、Acrobat Readerのインストールが3秒で終わるくらい高速です。制御用で終わらせるのはもったいない。けれども、たかだか10万円出せばこんな最速のハードウェアが手に入るようになったとは、これこそデフレ不況であるがゆえの幸せといえるのかもしれません。
