バイオテロ



  炭疽菌郵便物で亡くなった方のご冥福と被害に遭われた方のご回復をお祈りします。
 アメリカ本土だけでなく、パキスタンでも発生したことから、便乗犯の可能性も含め、ワールドワイドなバイオテロへの危険性が高まってきました。勤務先の掲示板にも「不審な郵便物への対処方法について」のおしらせがのるご時世となりました。対応としてはやや遅いのかも。。
  おそらくこの炭疽菌兵器は、冷戦時代に「意見の異なるものを排除しようという組織の論理」によって開発された技術を用いたものでしょう。あの同時多発テロで「冷戦後の時代」が終わったのだという人もいますが、まだ人類は、冷戦の負の遺産に苦しめられているとも言えます。あるいはこの先、ウイルス兵器やラジオアイソトープなどなど手に負えないものが持ち出されてくる危険性もまだあるのかもしれません。
  地球上の人類すべてがお互いの尊厳と幸福を尊重しあって暮らすという、そんな単純なことが実現できてない、そのことをいやがおうでも見せつけられた21世紀最初の年でした。21世紀の人類はテロの恐怖に理性的にむきあい、克服していくことができるのでしょうか。

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