BookOffは地域の文化水準とかのバロメーター?



  久々に何のデューティーもなく(と思い込んでいただけで,ほんとはあるんですけど,まあ忘れててもよかったわけですな)週末をエンジョイしました。しかし,チャリで回ったリサイクルショップにも,出物はなかった。また,最近シダックスの前に改装オープンした古本屋(BookOff)さんも大したことなかった。大体自分ちで買い取ったものをそのまま並べているのでしょうから,その地域の文化水準とかのバロメーターになるんでしょうけど,BookOff天神店と比較して単行本とCDの在庫量がものすごく少ない。相対的にマンガ本ばかりということになります。うーん,これは一体…
  とかなんとか言って,『尾辻克彦:ライカ同盟,新潮社』を半額で買って読みながら寝てしまいました。表題になっている『ライカ同盟』は尾辻さん(a.k.a. 赤瀬川源平さん)を含む3人のグループで,来春だったか,この春だったか福岡で写真展をなさる予定で,時々メンバーが福岡に来てはライカで撮影をなさっているらしい。とは大分前のスポーツ新聞で仕入れた情報です。源平さんの本(『カメラがほしい』など)に刺激されて買った中古カメラも2台あります。この本では中古カメラの魅力から一歩進んで中古カメラウイルス病患者の心境,安いもの買って必死で直して使えるようにする努力,あるいは家族からの「迫害」とそれに対処する方法などについての示唆まですばらしく描写されていると思いましたので,なかばCEOの教育用ということで…しかし,ライカに対する心のトラウマがどう克服されたかについては詳しく分析されているのですが,ことライカカメラの「良さ」をほめる描写はどうも筆の滑りが悪いように思えます。どっぷりライカに浸っているライカウイルス病患者でなければ共感できない境地なのかなぁ。そんなアジテーションじゃ買う気にならんよ(って買えるような金額の代物でもないんですけどね)。

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