阿部誠一《見つめる女の子》


 中学校のときの美術の先生(実はちょっとした彫刻の大家)の塑像が市内に何ヶ所か立っていて、そのうちの一つを発見して写真に撮ったりと、をやぢだけは道草を楽しみながら一旦家に帰った後、今度は下の娘を連れて本格的にチャリで吹上神社という町一番の初詣スポットを目指しました。ここも火事で消失したお城を再建したり、石垣を改修したりで往時の面影が大分なくなっておりました。同級生ともすれ違ったのかも知れませんが、お互い年取りすぎてわからなくなってしまったのでしょうか、気づきませんでした。
 さびしいなぁと思いながら港に行くと、遠く「しまなみ海道」の橋が見渡せました。やっぱり町は生きている。有為転変は人の世の常、みんながんばっているんだな、ということで勇気づけられたような気がします。

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