コンピュータ悪のマニュアル2



  昨日あたりからぐっと冷え込んできましたね。仕事始めの日からこのかた遺伝子配列の解析に悩殺されて午前様連発です。MacでMarinerという表計算ソフトを使ってやっているんですが,計算量が爆発(大体1600x100x99/2=7920000セルの計算)してフリーズするので,アプリケーションメモリを495 MByteまで増やして,それでもだめで…データのサイズを小さくしました。ちょうどゲタが小さくて入らないので足の方を削った感じです。今どきのG3 Macでも1 GByteまで増設できるものはないようですが,ゲノムプロジェクトで大量の塩基配列データがあふれる21世紀の『わけこなまもの』には,ちょっと心許ないですね。計算の中味自体は,いわゆるベクトルの内積とか行列式とか最小二乗法による回帰直線で,そう難しいことはやりませんので,最終的には(1 GByteのメモリと4 MByteのキャッシュを増設したLinux/Alphaワークステーションでも最適化して動かせるように)Cでプログラムを書くことになりそうです。
  本日は雪で真っ白な峠を越えての休日営業からの帰りに『コンピュータ悪のマニュアル2(backrs & All networkers著)データハウス,1998,2300円+TAX』を買いました。と言ってこれでクラッカーやる気なわけではありません。ただ,こういう文献にのっているような古典的なテクで自分のadminやってるサーバーがクラックされたらカッコ悪いじゃん,と言うことです。世の中には,システムを守る視点で書かれた本もありますが,イケイケの攻撃者の視点で書かれた本と較べてどちらが面白いかというと圧倒的に後者ですね。この本読んでやっぱりまだまだセキュリティに関する認識が甘かったなと反省しました。CD-ROMにはクラッキングツールが入っているんで,少なくともこれでクラックできないことは確認しておかないとね。

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