社会面を賑わせるインターネット関連の話題

 7月29日の朝日新聞なんですけど,インターネット関連の話題が社会面を賑わせていました。
 ひとつは,『Nシステム(自動車ナンバー読み取り装置)ここにあり/設置地図ネットに流す/警察庁,悪用を警戒』というものです。私は警察の皆さんに悪い感情は持ってないし,たまに不祥事はあっても,安心して夜中に退社できる治安の良さは警察の皆さんの努力の賜物だと感謝してます。
 ですが,Nシステムが「全国で400ヶ所に設置」されており,「事前に目的の車のナンバーをコンピュータに入力しておけば,設置場所を通ったときに瞬時に把握できる」なんてことは知らなかった。こりゃひどい。重税にあえいでいる納税者としては,税金がそういう使い方されているのなら,やっぱりちゃんと教えてほしいっすよね。朝日新聞半面ブチ抜きで,詳しい地図つけて,「おかげさまで全国に400台,みなさんのお役に立ってます!」って。インターネットで場所を公開されると都合が悪いっていったって,見た人にはそれがなにかわかるわけでしょう。刑事さんが面が割れると捜査に支障をきたすというのとは違うと思うんだけどな。全国のみんながウチの近所にあるよーって情報を集めれば,日本中の所在地のデータベースができてしまうわけですよ。
 納税者のお金使ってコソコソ機械据えて,誰かがちゃんと身銭切ってその成果を公開してくれているというのに,「悪用を警戒」とか言っていかにも公開した人が反社会的で犯罪者の片棒担いでいるような言い方しているのは納得できないなー。

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