アット・ニフティの解約

 Nifty-Serve、特にバイオフォーラムには大変お世話になった。
 当時最先端であった実験プロトコール集も、「三年かかった魚釣りの話」にも、バイオインフォマティクスの入門にも、ことえりバイオ用語辞書にも、科研費マクロにも触れることができ、ある意味文化果つる辺境の地に赴いた時でも電話線さえつながっていればやっていける確信を得た。
ngarts.hatenablog.jp
 今でこそ図書館で取り寄せできない文献PDFをwebでダウンロードできるのも当たり前となったが、当時はモデムで国際電話をかけて、接続して、エアメイルでコピーがドサッと、法外に高い請求書とともに送られてきたりした。
 今も有料ダウンロードで文献をとってみたら、なんだかがっかりするような内容であったりして、なんとか所属組織の予算で賄っていただけないかと、クレジットカードの管理ページで引き落としを確認しようとするのにうまくいかず。いろいろ試しているうちに、アット・ニフティからの220円の引き落としに目が止まった。
 Niftyにモデムでつないだ最後の日がいつであったのか、記憶はすでにたどれず。
ngarts.hatenablog.jp
 20年前に退会したはずなのであるが…と訝しく思いながらniftyのページから問い合わせの電話をかけて、1992年(平成4年)に加入して以来の従量制会員であったことが判明。ずーっと220円の会費を納めていたとしてチリも積もれば10万円超となる。電話を受けてくださったOさんは、使ってないんだから20年分は返せというような修羅場を何度も経験されているのではないだろうか、話題がそちらに行かないうちに「本日ご解約ということでよろしいですか。日割り計算はいたしませんので来月も満額の引き落としが発生します」と淡々と説明してくださるのだった。
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