野次馬データサイエンス(5)サイエンスの面白さに湿軟の区別なし

 そろそろ来年に向けての検討も始まってきたようで、ここはひとつ若手の元気の良い方々に交互に担当してもらって、本職のレクチャーでは十分に時間を使って説明できないところをシミュレーションで体感してもらうというのはどうだろうと発案。
 試しに様々な分野のテキストブックを借りてきて読んでみると、無人島に持っていきたい一冊が見つかって、夢中で原書第5版の訳本を読んだ。この本がたった8,800円で買えるという贅沢さに驚愕したのだが、第6版が出ていることを知って、さてどちらを選ぶべきか迷っている。

 データサイエンスとしては、ミカエリスメンテンの式を題材に、将来自験データの解析に使えるようなシートを作っておこうという課題設定なのであるが、それはそれとして、エクセレントな研究室ではこんなにも知的に深い日常会話が飛び交っているのだろうというネタが、凄腕の訳者にかかって、ニコニコタンパク質(p. 264)、ヨロメカーゼ(p. 362)、ヤバイナー博士のシランプリン(p. 531)など、いたるところにちりばめられ、何とも羨ましい。
 

 

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