ささやかな蒐集のためのささやかならざる喪失(2)

 午前中にらっく楽買取キットが到着したので、用意していた機材を拭いたり売却品リストに記録しながら梱包し、箱に収納。5個口分の着払い伝票を送ってもらっていたが、6個口となる。「こんなガラクタよこしやがって」と言われないように祈りつつ、本日発送。
 筆者の人生は、銀塩カメラの感剤がCCDに、暗室ワークがデジタル処理に取って代わられる破壊的なイノベーションが進行していく「おもろい」時代にあたっていたが、今回機材庫を眺めて見るに、今やスマホの内蔵カメラが進化して、日常の仕事はこれで十分事足りてしまうので、わざわざ銀塩時代の光学系や写真機ハードウェアを持ち出すまでもなくなったことを痛感させられた。
 そこで一人時間差比較明合成撮像用のNEX-5Tや星野写真撮影用Pentax K-70売却を機に、Sony NEXボディーやPentaxボディー用のマウントアダプターも処分してしまった。
 残ったのはLumix GH5と2本の純正の14-45 mm、14-140 mmのズームレンズに、Nikon FマウントやCanon FDマウントのレンズをmicro 4/3ボディーに装着するマウントアダプタのみとなった。
 後日記(2023-05-03)>「勉強させてもらった授業料を差し引いて、こんなに返金してもらえるなんて」というくらいの買取価格の提示があり、これを受諾。先日の支払いに何とか間に合うことになった。残金で現在ワークアウトとともに続けているテーマのためにNew FD 300 mm F2.8L購入のための下取りということにすれば金額がさらにアップしたはずなのであるが、残念ながら在庫がなかった。それどころか、筆者の体力では1 kgのNew FD 300 mm F4Lを背負っていくのが精一杯で、2.3 kgのサンニッパでは肩が抜けるに相違ないのである。

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