筆者が大学を卒業した頃はちょうど人工知能の第二次ブームで、給料日ごとに培風館やサイエンス社などの本を買い揃えて悦に入っていたことを懐かしく思い出す。
このたび日本の古本屋さんでみつけた安価な古書が到着して、訳者に、往時の《LISP入門》の著者黒川利明氏のお名前を見つけて吃驚した。
なお、本書の訳者まえがきで推薦されている「Rではじめる」本の安価なのは見つからない。 オームデータサイエンスの論文に出てくる解析結果の図とその手法、さらにはその意図がわからず、それをどこでわかればよいかもわからないというもどかしさを感じている筆者にとって、Rは蜘蛛の糸かもしれない。
またこの分野では、カステラ本(または鈍器)と呼ばれる定本があると知ったが、これまた見つからず。