新人研修第四〜六教程を実施。
新人が何を欲しているのか、今後人としてどのように成長し、社会に貢献したいと思っているのか、前のシーズンに少し把握できたのを新人目線でビジュアルにフィードバックしてみたら、みんなそれなりに前のめりで聴いてくれているような気がする。こういうことに目を向けられるようになったのは、まさにこちらが成長させてもらっているおかげと言える。そういう学びへの期待に応える上で、模擬体験のソースとして動画が大きな意味合いを持ってくる。
今年度の研修のために調達した《どんなご縁で》は昨年度から採用している《そうかもしれない》の耕治人作品の違った視点からの映像作品である。
認知症の妻を思いやり、舌がんの身をおして老老介護を続けた作者の心情は、思わず自分の身に引きつけて考えてしまって眠れなくなるほど切なくなる。
壮絶な人生を描ききる表現力の凄さは、原典にあたって知らねばならない。
全貌にいつでもアクセスできるよう、日本の古本屋で全集一揃いを購入。