Minisforum X400 (6) BIOS updateでWindows 11-readyを目指す その2

 先のリンクをたどってBIOS updateの手順書のWordファイルをダウンロードできる。なお、Googleで「minisforum X400 bios update」で検索すると、同じ文書を和訳したのも見つかった。これらにしたがって、以下のように作業を進めた。

 まずBIOSアップデート

 指定のURLからX400X300_013_bios__.rarファイルをダウンロードし、7-zipで解凍して、ありあわせのUSBフラッシュディスク(FAT32フォーマットずみ)に保存する。
 次にこのディスクを挿したまま再起動をかけて、スプラッシュスクリーンが出たところでF7キーを連打(Press repeatedly)してブートデバイス選択画面を出す。矢印キーで「UEFI: Generic Flash Disk ......」に合わせてEnterキーで選択。
 これで、UEFI shellのコマンドプロンプトが表示されたら、fsn:コマンドでn番目のファイルシステムに移動し、その中身のファイルをlsコマンドで調べて、USBフラッシュディスクを探す。ダウンロードした手順書ではfs3が当たり(内蔵SSDのブートパーティションとメインのパーティションの次の第3のファイルシステムがフラッシュディスク)になっているが、筆者の場合にはさらに増設SSDが間に入ってfs6であった。
 コマンドプロンプトに「type ATB15_BIOS_Update_EFI64.nsh」と打ち込むと、BIOSアップデートのためのコマンドが表示されるので、これをコマンドプロンプトに打ち込む。
 後は、AMI Firmware Update UtilityがBIOSのROMをリプログラムしてくれるのを待つ。終了後再起動がかかる。

 セキュアブートの設定

 次に、アップデートされたBIOSで、セキュアブートとTPM2.0の設定を行っておく。
 BIOSアップデート直後に、スタートメニュー:Windows管理情報:システム情報を見ると
BIOSモード:UEFI
セキュアブートの状態:無効
になっていたので、再起動をかけて[Delete]キー長押しでBIOS画面に入り、SecurityのタブからSecure boot設定ページに入って
Secure Boot Mode: Standard
Secure Boot: Enabled
に書き換え、保存して再起動することで
セキュアブートの状態:有効
になるのが確認できた。

 TPM2.0の確認

 次にTPM2.0の方は、コントロールパネル:システムとセキュリティ:BitLockerドライブ暗号化の関連項目の「TPMの管理」をクリックしてローカルコンピュータ上のTPM管理の状態ペインで「TPMは使用する準備ができています。」を確認できた(特に何もしていない)。
 実は以前ダメ出しを食らったWindows 11適合性チェックプログラム「PC正常性チェック」をアンインストールしていなかったので試してみたら、今度は合格と出た。まあここまで準備しておいて、後はWinodws 11リリース版が降ってくるのを待っていれば大丈夫であろう。
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 その一方で、BIOSを呼べないキーボードはなかなか使いづらい。non ADB NeXT keyboard-USBアダプタをうまく設定すればよいのであるが、そういうところをついついサボったままで使い続けていることを反省している。

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